第22回シングル厨の集いオフ
BW環境最後のシングル厨に参加してきました。
3連勝から始まったにも関わらず最終的に5勝4敗という微妙な結果になってしまいとても悔しいです。
負けた対戦の2回がスカーフラティ、スカーフカイリューとあまり想定をしていない相手だったため、そのような普段あまり見かけないポケモンに対して構築、対戦の選出中に想定できるように今後なっていきたいです。
ポケモン | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 | 持ち物 |
---|---|---|---|---|---|
ドンファン | 毒突き | 氷の礫 | 吠える | ステルスロック | ラムの実 |
ラティオス | 流星群 | 竜の波動 | めざめるパワー炎 | 寝言 | 拘り眼鏡 |
ハッサム | 虫食い | バレットパンチ | 燕返し | 剣の舞 | 命の珠 |
カイリュー | 逆鱗 | 神速 | 瓦割り | 炎のパンチ | 拘り鉢巻 |
ボルトロス | 10万ボルト | めざめるパワー氷 | 気合玉 | 挑発 | 気合の襷 |
アバゴーラ | アクアジェット | ストーンエッジ | 冷凍ビーム | 殻を破る | 岩のジュエル |
今回もボルトアバゴハッサムでの参戦。
今までと違う点をあげるとしたら壁でのサポートに頼らない珠ハッサム構築になっています。
ハッサム一匹だけではなく他のポケモンとの兼ね合いで手負いの相手を一掃できるのではないかと考えました。
そこで散々と言われ続けてきたドラゴン+鋼の相性に着目し、相手のドラゴン技を誘って死に出しハッサムで舞うといった立ち回りを仮想しながら組みました。
この構築を組むにあたって一番意識した相手はボルトガッサハッサムが絡んでいる構築です。最近結果を残していてとてもわかりやすい構築だと言え今回のオフ会でもこのような構築の使用者が増えると予想しました。
以下個別紹介
ドンファン
172-187-148-*-80-90
A 11n 鉢巻ハッサム抜きのS 残りHBに振り分けパルシェンの氷柱張りを一番高い乱数で耐えられるように
いままでボルトアバゴハッサムの構築でステロ要因がさまざまなものが見られてきました。
バンギラス、ゴウカザル、マンムー...etc
しかしこのようなポケモンたち全てに言えることが襷を持たせないと確実な行動が保障されず、襷ボルトを同時に採用できなくなってしまいます。
もちろん襷ステロ要因をこの枠にいれ、襷以外のボルトロスを採用するといった構築もあるとは思うのですが(過去記事参照)襷を持ったボルトロスというポケモンの強さがあまりにも魅力的なので、やはりこの枠にはだいぶ悩まされました。
そこで必ず1度の行動が保障される頑丈といった特性を持ち、ステルスロックを撒けるポケモンの一覧を眺めました。
頑丈ポケモンは基本的にSが遅く、ステロを撒いてる間にキノガッサの起点にされてそのまま何もせずにやられてるというのが目に見えているのでキノガッサ対策のラムの実と倒せる技が必要となってきます。
また相手のポケモンと対面したときにステロを撒くだけでは目の前のポケモンの襷を削れないので削れるような技を持ったポケモンを必要とします。
ボルトガッサハッサムといったボルトロスのボルトチェンジを軸にまわしてくる構築が増えてるので電気技が効かないポケモンだとなおいい。
つまりまとめると
・ステロを撒ける
・襷を持たずに行動が確保されてる(特性頑丈のポケモン)
・キノガッサに対面で無理矢理でも勝てる
・ステロを撒くターン+α(先制技や砂ダメ...etc)で目の前のポケモンの襷を削る
・ボルトチェンジを無効
これだけのことができるポケモンを探すことになると唯一全ての条件をクリアできるポケモンがドンファンだったのです。
これだけの説明をすれば技構成にも文句を言われないはずです。
吠えるの説明をしていませんでしたがこれはただ単に相手の起点になるのを防ぐためです。
ドンファンで戦うようなことはほとんどないと言っていいので地震などのウエポンは必要なくただ任された仕事だけをしてもらえればいいのです。
おまけ程度ですが氷の礫+後述の鉢巻カイリューの神速で無振りボルトロスを倒すことができます。
ラティオス
171-*-101-182-131-161
ボルトロスのめざ氷2耐え、臆病Cぶっぱと同じC、最速グライオンと同速
まずこのPTのコンセプトとして相手の竜技を誘って倒されハッサムの起点にするといったところから臆病めざ炎ラティオスを真っ先に採用しました。
めざ炎は鉢巻ハッサムが増加傾向にあると感じ流行りのボルトガッサハッサムに一貫するのでとても使いやすく感じました。
何度も言っていますが、襷ボルトロスがどうしても強すぎるので打ちあえるポケモンはできるだけ用意したいため、めざ氷2耐えを施しました。
しかしそこまで努力値を割いてしまうとCの低さが目立ち、ステロ+流星群で流星耐えのポケモンの調整を崩せたりといったいままでの立ち回りができなくなるのがすごく気になってしまったので耐久と火力を両立できる性格:控え目での採用。
眼鏡めざ炎で珠めざ炎耐えのナットレイを倒せるのも魅力なのでCは極力下げたくなかったです。
Sを下げて辛くなるポケモンはガブリアス、テラキオン、ウルガモス等が真っ先に浮かびます。
しかしここで上げたポケモンはステロ+珠ハッサムで処理できたり、アバゴーラでも頑丈を駆使して勝てるポケモンたちなので構築でカバー出来ていると思います。
この構築は展開してしまえばキノガッサにやられることはないと思うのですが、カイリュー等でガッサが耐えてくる技を拘ってしまうとやはり少々怪しくなってしまうので気休めに寝言を採用しました。
寝言の採用によりカバルドンの欠伸をボルトの挑発で無理矢理封じていたという立ち回り以外にラティを眠らせられるといった立ち回りができるようになり対カバルドンが従来より気持ち的に楽になりました。
最速グライオンと同速というのはうまい具合にはまればまもみがを抜けられる可能性があるのでこれ以上下げる気にはなりませんでした。
ハッサム
155-200-120-*-100-108
ボルトロスのめざ氷+10万ボルト+珠ダメ1回耐え 無補正オムスター抜き
結局珠ハッサムのミラーはSが速いほうが有利なので耐久と相談しながらSを上げた自分の中での限界がこの数値でした。
いままであまり考えてなかったサクラビス、オムスター、ドンファン、無振りロトム等に先制虫食いをできるようになったのは大きいかと思います。
最近は落ち着いてきた気もしますが眼鏡ブルンゲルに確実に先制して倒せるようになるのも大きいのかなと思います。
以前よりオッカ等のハッサムが減り、鉢巻のハッサムが増えているのでハッサム対面で剣舞をしてしまうと簡単に突破されてしまうことがあるので注意が必要です。
鋼タイプにより相手の2段階下降流星や眼鏡波動、逆鱗等を起点に死に出しして舞えるのがとても強いです。
いままでと違い、ハッサム1匹で3匹倒すのではなく他のポケモンのおかげで負担がだいぶ和らいでいます。
カイリュー
167-186-115-*-120-145
陽気ASぶっぱ
いそうでなかなか見ることがなかったAS鉢巻カイリュー。
一番最初に出てきた鉢巻カイリューが耐久から調整を考えられていた名残だとは思います。
構築でどうしても意識してしまうキノガッサやパルシェンに一方的にやられないように陽気Sぶっぱというのはとても重要だと思います。
特定のポケモンに対しての行動回数を確保するのではなく幅広い範囲のポケモンに対して複数回動けることの強さを実感しました。
そもそも耐久に振って耐えようとする攻撃は眼鏡流星や鉢巻逆鱗になってくると思うのでそれはハッサムの起点にしようという考えからこの配分になったのですが(
またこの付近はキノガッサ抜きといった調整のポケモン等も多く存在すると思うのでそういったポケモンにも鉢巻逆鱗で叩けるのいうのはとても魅力的だと感じました。
技構成は逆鱗、神速、炎のパンチまでは確定で、バンギ対面で突っ張られることが多かったので瓦割りで対処できるようにしました。
後述のボルトロスの気合玉+瓦割りで181-160-165ナットレイを落とせ、炎のパンチと違って後ろのキングドラまで一貫するのでとても優秀な技です。リフ壁も割れるのももちろん強いですね。
ボルトロス
155-*-90-177-100-179
CSぶっぱ
襷ボルトの強さは初手でのタイマン性能の高さ、後発に置いてもステロ等がない限り相手の積み技を積んだポケモンを止めてもらえるといったところに尽きると思います。
とくにストッパーという役目を担ってるというのは、この構築において拘りアイテムをもったポケモンを2匹採用しており、どうしても相手に隙を見せてしまうので相手の積み技を許しやすくなってしまってることから相性がいいです。
ボルトロスをどうしても襷で採用したかった一番の理由です。
技構成は説明不要でしょう。
アバゴーラ
149-160-153-104-76-92
ASぶっぱ
このポケモンもストッパーとしての選出が多くなりました。
ストッパーといった役を担いつつ自分も殻を破るで全抜き性能を秘めてるのは今となっては説明しなくてもいいでしょう。
このPTでとても辛いパルシェンに唯一強いポケモンなので相手にパルシェンがいると選出は100%に近くなると思います。
しかし氷柱張り+めざ草で落とされてしまうので後出しはやや怖いので極力対面で倒したいです。
ガッサパルシェンの組み合わせに強くするために冷凍Bを採用、マッパで倒されるのは身代わりを貼られないだけで仕事をしているので問題無し。
控え目ラティの採用により若干気になるガブリアスにも打てるのでこの選択は間違っていないはずです。
ドンファンの採用によりPTのインパクトはとても大きなものがあるとは思いますが、弱い駒を採用してしまっているのはしょうがないと言えるものなのでしょうか。
ドンファンの役割というものがものすごく少ないため、選出画面でドンファンが必要ない(ステロを撒く必要がない)と判断した瞬間、5匹で戦うことを余儀なくされるのはよろしくないはずなので更にもう少し考えたいと思います。
選出パターン
ドンファン+カイリューorラティオス+ハッサム
ステロを撒いてドラゴン技を誘発しつつ珠ハッサムで全抜きをはかる選出。
ラティオス+カイリュー+ハッサム
ドラゴン2枚で攻めつつ相手がドラゴン技を誘いハッサムで全抜きをはかる選出。
相手にボルトロスがいる場合積極的にラティオスを先発で置きたい。
それ以外にはカイリューから出して逆鱗や炎のパンチ以外の技で拘ってしまった際にガッサに隙を見せてしまうので後ろから投げられる寝言ラティを置くといった選出。
ボルトロス+カイリュー+ハッサム
対雨パへの選出。
ナットレイをボルトの気合玉+カイリューの瓦で倒し、グドラはカイリューを倒す竜技で拘らせてハッサムで倒す。
珠グドラの仮想をしていないのがやや怪しいところです。
パルシェンやドリュウズやウルガモスが相手のPTにいたらアバゴーラで止めながら倒しにいったり。
ハッサムの苦手とするエアームドやヒードランに対してアバゴーラがタイプ相性がいいのもポイント、珠ハッサムとアバゴーラの相性のよさがうかがえます。
合計9戦5-4
ドンファン:■■□□□□□□□ 2/9
ラティオス:■■■■■■□□□ 6/9
ハッサム :■■■■□□□□□ 4/9
カイリュー:■■■■■■■■□ 8/9
ボルトロス:■■■□□□□□□ 3/9
アバゴーラ:■■■■□□□□□ 4/9
カイリューがとても使いやすかったので多くの対戦で初手に置きました。
ハッサムの選出回数がいままでよりは少なかったのですが選出した対戦は全て勝利できているので珠ハッサムの強さを改めて認識しました。
PTの自信があったため結果を残せなかったのは悔しいですが、使っていても楽しい構築なので残り少ないBW環境ではありますが改良を続けていきたいと思います。